いやいや病
はい。
わたくし時折
「いやいや病」
になります。
自分でこう呼んでいるその症状は
なにかをしようと決めたり、
これを今しなくてはいけないわ、
という状況下で
からだが全く動かなくなるというもの。
そうなった時は、
お、きたきた、と、
歯を磨くとか
お風呂に入るとか
寝てしまうとか
散歩に出るなどの気分転換によって
治してゆくのですが。
それだと
物事を成し遂げるまでに
なかなかどうして時間がかかるです。
まあ慣れっこなんですが季節の変わり目はよくそうなるのですよ。
今夜もそれがやってきて
よし、ならばまずはゆっくりとお風呂に入りましょうかと
なるわけですが
お風呂に入ると決めてから本当に入るまでがまた
時間がかかるわけです。
1時間ほどじーっと座ったまま
からだが動かないなーもーあれもこれもしなくちゃいけないのにもーポンコツミヤコめー
と、ぶつくさ言いながら
ようやく入ったお風呂では
これまたロング読書です。
最近お風呂では
よしもとばななさん作品を読みます。
そしてたまたま
今日読んだなかで
主人公の雫石という女性が
わたしのいやいや病と全く同じ状況になるという行があり、
「おぉ、きみもなのかい雫石よ!わかるわかるわかるわよぅ!」
とぐいぐい引き込まれて読み進めるうちに
ゲルマニウムで汗びちょ
上がるころにはゆでだこ状態で
気分転換大成功、
すっかり気分爽快、
やる気全開、
そんな今を過ごしております。
人の心は
ちょっとしたことで
浮かんだり沈んだり
デリケートねぇ
(わたしだけじゃない筈ダ!)
今朝はお天気も気分も体調も良かったのでサイクリングに出かけて
ちょっとしたセルフポートレイト撮影をしたのです。
なかなか良いものが撮れたのです。
でも、意識的に自分に向かい合うという作業は
ここ10年以上ずっとしてるけど
正直疲れるんです。
良いところも悪いところも
美しい部分も醜い部分も
優しい気持ちもあざとい気持ちも
みんなみんな
見つめっ放しなので。
でもそれがわたしの生業で
これがわたしの選んだ人生なので
いやいや病とも
仲良くしながら
末永くこんなことを
繰り返して
長く続く本物を
見てみたいと
思ってます。
はー
すっきりしました。
つれづれって
いいもんです。
おつきあいいただいて
ありがと。
良き夜を★