レディとは
今日
近所のカフェで珈琲を飲みながら書き物に没頭していたら、
ぷ〜んと、シンナー臭がしてきました。
ふと臭いの方へ顔を上げると、
隣の席の若い女性が
除光液でマニュキュアを落としていました。
珈琲の香ばしさに包まれて良い雰囲気の店内に
一気にきついシンナー臭が立ち込めました。
わたし個人としては嫌いな臭いじゃないですが(誤解なきように…)
エチケットってものがあるでしょうに!
と腹が立ち、怒りのアイビームを送り続けたのも虚しく、
敵は全くもって気がつく様子もなく
爪をいじっていました。
頬をひとりで膨らまし憤慨しながら、
ふと数年前のある日のことを思い出しました。
表参道のカフェで、当時伸ばしていた髪がなんだか嬉しくて櫛でとかしていたら、
隣に座ったいかにも淑女らしい品のある初老の女性に
「レディはこういうところで髪を触ってはいけないわよ」
と、優しい口調で、でもきっぱりと咎められたことがあったのです。
その時ははっとして恥ずかしい気持ちになったのと同時に
カラスの勝手でしょ、とも思ったような記憶があります。
でもそれ以来、
公衆の面前での自分の振る舞いに特に気をつけるようになったように思います。
あの淑女に感謝。
でも今日のわたしは
隣の彼女に謎のアイビームを送っただけでした。
なにか気の利いた感じの注意の言葉をさらりと言えたらなぁと思いながら。
でもわたしのほうが年下だったりしたら生意気かなとか。
彼女はこれからも
あのような行為をいろいろな場面でするのかも知れません。
その度に周りに残念な思いをさせるのかも知れません。
カラスの勝手じゃいけないわと
今は解る。
エチケットを大切にしたいです。
素敵なレディに
なりたいなあ。
※お写真は本日のトピックとは関係ございませんが奄美の木陰で昼寝の図。